「フォームにアクセスしてくれるユーザーはいるのに、なかなか完了画面まで到達しない」 「どこでユーザーが離脱しているのかが分からない」 「フォームの改善ポイントをデータで知りたい」このようなお悩みをお持ちではありませんか?Quboで作成したフォームでも、入口となる入力画面から確認画面、完了画面へと進む段階で、多くのユーザーが離脱してしまい、実際のコンバージョン率が低いという課題に直面することがあります。しかし、Google Analytics 4(GA4)の「ファネルデータ探索」機能を活用することで、フォームの各段階でどのくらいのユーザーが離脱しているかを可視化し、効果的な改善施策を打つことができます。本記事では、Quboフォームの遷移率をGA4で把握するための具体的な方法を、解説します。フォームの完了率を改善したい企業様は、ぜひ参考にしてください。なぜフォームの遷移率測定が重要なのかフォームに到達したユーザーの約70%が、入力途中で離脱してしまうと言われています。 つまり、100人がフォームの入力画面にアクセスしても、実際にフォーム送信を完了するのはわずか30人程度ということになります。フォームの遷移率を測定することが重要な理由は、主に次の3つです。1. ボトルネックの特定フォームの各段階でどのユーザーが離脱しているかを把握することで、どの段階で問題が発生しているかを特定できます。たとえば、入力画面から確認画面への遷移率が80%なのに、確認画面から完了画面への遷移率が30%という場合、確認画面で何か問題が発生している可能性が高いと判断できます。こうした具体的なデータがないと、どの段階を改善すべきかが不明確になってしまいます。2. 改善施策の優先順位付け遷移率のデータを分析することで、効果的な改善施策の優先順位を明確にできます。すべての段階を均等に改善しようとするのではなく、離脱率が最も高い段階にリソースを集中させることが効率的です。3. 改善効果の検証フォームを改善した後、遷移率が改善したかを定量的に確認できます。これにより、改善施策の効果を客観的に評価し、さらなる最適化につなげることが可能です。Quboフォームの構成と遷移の仕組みQuboで作成したフォームは、一般的に以下の3つの画面で構成されています。入力画面:ユーザーが情報を入力する画面パス例:https://form.qubo.jp/sample確認画面:入力内容を確認する画面パス例:https://form.qubo.jp/sample/confirm完了画面:送信完了を表示する画面パス例:https://form.qubo.jp/sample/completeそして、ユーザーは以下の流れでフォームを進みます。入力画面(入力開始) ↓ 離脱1確認画面(内容確認) ↓ 離脱2完了画面(送信完了) 各段階でユーザーが離脱する可能性があり、入力画面→確認画面、確認画面→完了画面のそれぞれの遷移率を測定することで、どの段階で問題が発生しているかを把握できます。GA4でのトラッキング前提本記事では、QuboフォームにGA4のトラッキングタグが既に設置されていることを前提としています。GA4のトラッキングタグが設置されていない場合は、まずはフォームにGA4のタグを設置する必要があります。GA4のタグ設定方法につきましては、下記ページをご覧ください。 Googleアナリティクス4を設定するGA4の探索レポート「ファネルデータ探索」GA4の「探索レポート」は、カスタムレポートを作成して、自社のニーズに合わせたデータ分析を行う機能です。 中でも「ファネルデータ探索」を使うことで、フォームの各段階でのユーザーの離脱状況を可視化できます。ファネルデータ探索の特徴カスタマイズ可能:分析したい段階を自由に設定できる視覚的な表示:ファネルチャートで離脱ポイントが一目で分かる詳細な分析:各段階でのコンバージョン率やユーザー数が明確比較分析:日付やセグメントごとに比較できるファネルデータ探索の設定手順それでは、実際にGA4のファネルデータ探索を設定して、Quboフォームの遷移率を測定する手順をご紹介します。ステップ1:GA4にアクセスして探索レポートを開く1.Google Analyticsにログインhttps://analytics.google.com/ にアクセス2.対象のプロパティを選択3.左メニューから探索をクリック4.「データ探索」画面で空白を選択ステップ2:ファネル探索の設定1.設定>手法からファネルデータ探索を選択2.左上の無題のデータ探索をクリックして、名前を設定(例:「お問い合わせフォーム遷移率分析」)ステップ3:ステップの設定フォームの各画面を「ステップ」として登録します。1.設定のメニューにあるステップの鉛筆アイコンをクリック2.ステップ1の名前に入力画面と入力3.新しい条件を追加をクリックして、ページパス+クエリ文字を選択4.フィルタを追加をクリックして、条件次の正規表現に一致を選択5.入力画面のパスを入力して、適用をクリック ※入力画面のパスは、フォームURLのhttps://form.qubo.jpの後ろに続く文字列です。6.ステップを追加をクリック7.ステップ1と同じ流れで、ステップ2、ステップ3を設定して、右上の適用をクリックステップ名条件の種類条件値ステップ1入力画面ページパス+クエリ文字列次の正規表現に一致/sampleステップ2確認画面ページパス+クエリ文字列次の正規表現に一致/sample/confirmステップ3完了画面ページパス+クエリ文字列次の正規表現に一致/sample/complete※値の「sample」の文字列は、公開フォームのURLに合わせてパスを変更してください。遷移率の確認と分析方法1. ファネルチャートの確認設定が完了すると、フォームの各段階でのユーザー数と遷移率がファネルチャートとして表示されます。各ステップ間で次のような指標を確認できます。完了率(遷移率):前ステップから次ステップへ進んだ割合放棄率(離脱率):そのステップで離脱した割合ユーザー数:各ステップに到達したユニークユーザー数これにより、 「確認画面での離脱が多い」「完了率が低い」などの課題を明確に把握できます。上記の画像にあるファネルチャートの場合、以下のような分析が可能です。入力→確認の遷移率:39%(約61%のユーザーが入力画面で離脱)確認→完了の遷移率:90%(約10%のユーザーが確認画面で離脱)全体の完了率:35%(入力画面に到達したユーザーの65%が完了)2. ディメンションを活用した離脱要因の深掘り分析ファネルデータ探索はステップごとの遷移率を確認するだけでなく、ディメンション(属性)を組み合わせることで、離脱の原因を分析することができます。例:デバイス別の遷移状況を確認する1.変数 >ディメンションにある+をクリック2.ディメンションの選択で、プラットフォーム/デバイス> デバイス カテゴリを選択して、右上の確認をクリック3.設定 > 内訳 をクリックして、デバイスカテゴリを選択4.右側のデータにデバイスカテゴリ別のデータが反映デバイス別の分析に加えて、ディメンションを活用することで「流入経路ごとの完了率を比較」したり、「地域別の到達率を確認」したりすることも可能です。データから見える改善ポイントファネルデータ探索で特定した離脱ポイントに基づいて、効果的な改善施策を実行できます。入力画面での離脱が高い場合入力画面で多くのユーザーが離脱している場合、入力項目が多すぎることが離脱の原因かもしれません。 必須項目を最小限に絞ることで、ユーザーの負担を軽減できます。また、ユーザーが入力方法に迷っている可能性があります。 各項目に入力例を表示することで、入力ハードルを下げられます。参考記事:EFO(エントリーフォーム最適化)でCVRを改善!Quboで実現する具体的な施策確認画面での離脱が高い場合確認画面で離脱率が高い場合、送信ボタンのデザインや文言を改善することで、ユーザーの送信意欲を高めます。具体的なアクションを示す文言(例:「この内容で送信する」)が効果的です。まとめGA4の探索レポート「ファネルデータ探索」を活用することで、Quboフォームの各段階での遷移率を可視化し、効果的な改善施策を打つことができます。重要なポイント:遷移率の測定は改善の第一歩:データに基づいてボトルネックを特定する段階的な改善:離脱率が高い段階から優先的に対応する継続的な最適化:改善施策の効果を定期的に測定し、さらなる改善につなげるファネル分析で判明すること:どの段階で離脱しているか:入力、確認、完了のどの段階が問題か離脱率の大きさ:どのくらいのユーザーが離脱しているか改善効果:施策を実装した後、どの程度改善したか次にすべきこと:GA4での設定:まずはファネルデータ探索を設定して現状を把握改善施策の実行:データに基づいて効果的な改善を実施効果測定:改善後のデータを分析して効果を確認Quboフォームの完了率を向上させ、より多くのお問い合わせやリードを獲得するために、まずはGA4での遷移率測定から始めてみてください。データに基づいた改善施策で、確実にCVRを向上させることができます。